子どもの指しゃぶりの原因と対策
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2歳8ヶ月の子供が最近また指しゃぶりを始めたんです。。
あかちゃんの指しゃぶりは原始反射(吸啜反射・探索反射など)のため全く心配いりませんが、正確には覚えていませんが2歳8ヶ月の長男も1歳までには指しゃぶりを卒業していたはずなのに、2歳半くらいにまた指しゃぶりを再開したのでチョット心配になっています。。
目次
子ども(幼児)の指しゃぶりの原因(理由)
赤ちゃんの指しゃぶりの理由は・・・、
吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)
吸啜反射とは自分の口に入った物をチュウチュウ吸う原始反射で、これによってお母さんのおっぱいを上手に吸えるんですね。
この吸啜反射は生後6ヶ月くらいまでには自然としなくなると言われています。
探索反射(たんさくはんしゃ)
探索反射とは口(唇)に触れたものを口の中に入れようとする原始反射のことで、赤ちゃんはまだ視力が悪くよく見えていないし、手も上手に使えないので、口の近くにモノがあると口の中に入れて形などを確認しているようです。
この探索反射は生後4ヶ月くらいまでにはしなくなると言われています。
赤ちゃんの指しゃぶりは原始反射、つまり赤ちゃんが生まれつき持っている、赤ちゃんの意思とは関係ない反射なので、問題どころか、あかちゃんの脳に異常がない証拠だし、脳の発達や成長に欠かせないんですね。
一方、生後6ヶ月を過ぎた幼児の指しゃぶりは赤ちゃんの指しゃぶりとは原因(理由)が大きく異なるようです。
具体的には以下のような理由で生後6ヶ月を過ぎた幼児、子供は指しゃぶりをすると言われています。
○緊張しているとき(ストレスを感じているとき)
○寂しいとき
○断乳・卒乳
生後6ヶ月を過ぎると離乳食を始める乳幼児も多くなりますが、離乳食を始めて断乳、卒乳すると、どうしてもまだお母さんのおっぱいが飲みたいので、指しゃぶりをする乳幼児が多いようです。
ただ断乳(卒乳)が原因の指しゃぶりであれば特に何もしなくても気づけば指しゃぶりはしなくなると思います。
幼児、子供の指しゃぶりの最も大きな理由は心の問題と言われています。
つまり、初めての人と会ったり、初めての所に行ったり、引っ越しなどで環境が変わったり(幼稚園の転園など)、親が遊んだり相手をしてくれなかったり、親に叱られた時などに指しゃぶりをすることが多いようなんです。
2歳8ヶ月の子どもの指しゃぶりの原因(理由)
わが家はいま、2歳8ヶ月の長男と生後4ヶ月の次男がおり、生後4ヶ月の次男の育児中心の生活になっているため、2歳8ヶ月の長男の相手をする時間が減っているので、そのため2歳8ヶ月の長男が寂しく感じ、指しゃぶりを始めた可能性が高いと思っています。
できるだけ長男と一緒に遊んだり相手をしたいのはやまやまなんですが、昼間、妻、2歳8ヶ月の長男、4ヶ月のあかちゃん3人の時は、妻が家事をしなければならないし、4ヶ月の赤ちゃんにおっぱい(ミルク)をあげたり、泣いてぐずっているときは抱っこをしてあやしているので、どうしても2歳8ヶ月の長男と遊んだり、相手をする時間が少なくなるのは仕方ないんですよねー。。
ですので私(父親)が帰宅すればできるだけ2歳8ヶ月の長男と遊んだり、休みの日には公園に行ったり、散歩に連れて行くようにして2歳8ヶ月の子供を寂しがらせないようにしようと努力をしています!
子ども(幼児)の指しゃぶりの悪影響と弊害
指しゃぶりの原因は色々考えられますが、いずれにしても遅くても小学校入学前、6歳くらいまでにはほとんどの子供がやめると言われています。
しかし年齢が上がれば上がるほど指しゃぶりをする弊害、悪影響があると言われています。
歯並びが悪くなる
2歳くらいまでの指しゃぶりであれば歯並びに影響はないと言われていますが、年齢が上がれば上がるほど歯並びに影響が出ると言われています。
指がよだれ(唾)臭い
指しゃぶりをしている時間が長いと、当然ですが指によだれ、唾が付くので、そのまま手を洗わないで時間が経つと雑菌が繁殖して指が臭ってくるんですよ。。
爪の変形
指しゃぶりだけでなく爪噛みをしていると爪が変形する可能性があるので注意が必要です。
友達関係
年齢が上がっても指しゃぶりをしていると、バカにされたりして幼稚園や保育園での友達関係でも悪影響が出る可能性があります。
子ども(幼児)の指しゃぶりをやめさせる方法
子供、幼児に指しゃぶりやめさせる具体的な方法には以下のようなものがあります。
心の不安、ストレスを取り除く
子供(幼児)の指しゃぶりをやめさせる最も効果的、かつ根本的な解決に繋がる方法が指しゃぶりの原因となっている心の不安、ストレス、寂しさを取り除いてあげることです。
わが家の場合、2歳8ヶ月の長男は次男が産まれてから指しゃぶりを再開したので、次男がいるために自分に対する愛情不足を無意識に感じるようになり、それが指しゃぶりに繋がっている可能性が高いと思うので、スキンシップ(抱っこしたり抱きしめたり)を多めにするようにしたり、出来るだけ一緒の時間を過ごしてあげられるようにしようと思います。
他のことに集中させる
子供はあることに夢中になると周りが見えなくなり指しゃぶりどころではないので、指しゃぶりが気になったら子供が夢中になれるようなことを探してあげたいですね。
指しゃぶり防止グッズを利用する
絆創膏(テーピング)を指に貼ったり、指しゃぶり防止用のマニュキアを爪に塗るなど物理的に指しゃぶりを防止する方法もありますが、一時的に効果があっても結局は根本的な原因、理由を取り除かなければ、指しゃぶりもなかなかやめないと思います。
わが家でも指しゃぶり防止マニュキュア「ビターネイル」という指しゃぶり防止グッズを2歳8ヶ月の子どもに使用してみましたが、指しゃぶりをした際に「にがい・・・」とは言っていましたが、そのあとも指しゃぶりを続けていたので(^^;)、それほど効果はありませんでした。。
言って聞かせる
3歳、4歳、5歳、6歳と年齢が上がれば上がるほど親の言うことを理解するようになるので、「指しゃぶりはダメだよ」と言えば、多少は効果があるかもしれませんが、これも結局は根本的な解決にはなりませんし、叱るように言うとそれがストレスとなり逆効果になることもあるので注意が必要です。
また2歳くらいだと、どうして指しゃぶりがダメなのか?理解できないので、どうしても言い聞かせて指しゃぶりをやめさせたいときは、「指しゃぶりしていると指が溶けるよ」、「指しゃぶりは赤ちゃんがするものだから2歳にもなって指しゃぶりをしているとかっこ悪いよ」、「2歳になって指しゃぶりをしていると鬼が来るよ!」などと言い聞かせることもできますが、わが家の2歳8ヶ月の長男にはほとんど効果はありませんでした(^^;)。
やはり指しゃぶり防止グッズを使用したり、言い聞かせて指しゃぶりをしなくなってもそれは一時的なものなので、心の不安、寂しさ、ストレスを取り除いてあげなければ子供の指しゃぶりは治らないと強く感じました。
2歳、3歳くらいまでの指しゃぶりであれば悪影響も少ないようですが、年齢が上がるほど歯並びが悪くなるなどの悪影響も出てくるので、子供が指しゃぶりをする理由をよく考えて、できるだけ早めに指しゃぶりをやめられるようにしてあげたいと思います!