子供(幼児)が歯みがきを嫌がるときの対策と虫歯対策
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子ども(幼児)を歯みがきさせるのって大変ですよねー。。わが家の2歳半の長男も歯みがきがあまり好きじゃないので(逆に好きな子供いるのかな?)、毎日、格闘しながら歯磨きをさせています(^^;)。
そこで子供(幼児)の歯みがきについて色々調べたり、わが家の2歳半の子供の歯みがき事情について書いていますので、同じように子供の歯みがきで悩んでいる方の参考になればと思います。
目次
子ども(幼児)の歯っていつから生えるの?
個人差がありますが、早ければ生後3ヶ月ごろに、遅くても生後9ヶ月ごろから乳歯は生え始めると言われており(平均は生後6ヶ月ごろ)、前歯から生えはじめ、徐々に奥へ奥へと生えていき、2歳半くらいにほぼすべて20本の乳歯が生えると言われています(歯が生え始めるとよだれが増えてきます)。
そして6歳くらいになると、乳歯から永久歯に生え変わりはじめ、14歳で親知らずを入れて32本すべての永久歯が生えると言われています。
子ども(幼児)っていつから歯みがき始めるの?
乳歯が生えたら歯みがきを始めるのが正解のようです。
つまり早ければ生後3ヶ月で乳歯が生える赤ちゃんもいるので、3ヶ月で歯みがきを始めなければならない場合もあるんです。
わが家の長男は平均的で6ヶ月ごろから乳歯が生えはじめ、子供の口の中は見づらいので正確には分かりませんが、2歳半では奥歯まで生えそろっていました。
乳歯が生え始めたころは歯ブラシではなく、綿棒やガーゼで軽く磨き、1歳ごろから子ども用(幼児用)の歯ブラシを使って歯みがきを始めました。
わが家でよく使っている幼児用の360度毛歯ブラシ
奥歯まで生えそろったら(平均は2歳6ヶ月前後)子ども用の歯磨き粉、歯みがきジェルなどを使って歯みがきするのがオススメと言われているので、わが家の2歳半の長男もうがい不要な歯みがきジェル、モンダミンKid’sママはボクの歯医者さんフッ素配合ジェルぶどう味(専用やわらかブラシ付きで約700円)を使用するようになりました。
乳歯を歯みがきしないデメリットは?
乳歯なんていずれ永久歯に生え変わるんだから歯磨きなんて必要ないんじゃない?と思っている方も多いと思いますし、私もそう思っていましたが、乳歯を歯みがきしないと以下のデメリットがあると言われています。
×乳歯は虫歯になりやすく進行が速い。
×乳歯が虫歯になると永久歯も虫歯になりやすい(虫歯菌が口の中に定着するため)。
×乳歯が虫歯で永久歯に生え変わる前に抜いてしまうと、永久歯の歯並びが悪くなる。
×大きくなればなるほど歯磨きの習慣をつけるのが大変。
乳歯の頃から歯みがきが大切だということが分かりますね(^_^)。
子ども(幼児)の歯みがきは1日何回?
大人であれば1日2回(朝・寝る前)、または1日3回(朝・昼・寝る前)歯みがきをする人が多いと思いますが、子供(幼児)であれば1日1回(寝る前だけ)、または1日2回(朝・寝る前)歯みがきをすれば良いと言われています。
乳歯がまだ生えそろっていない場合は1日1回、夜寝る前だけ歯みがきをし、乳歯が生えそろったら、朝食後(朝食前)にも歯磨きをすると良いみたいです。
子ども(幼児)が歯みがきを嫌がる場合の対策
長男は1歳くらいから歯ブラシを使って本格的に歯磨きをはじめましたが、まー嫌がりました(^^;)。やはり口の中に異物(歯ブラシ)を入れられるのは気持ち悪いので嫌がって当然ですよね。。
歯ブラシを見ると部屋中を逃げ回り、捕まえても身体全体をくねらせて必死に抵抗する息子ですが、いくら抵抗しようが歯磨きをしないわけにもいかないので、私が子供の手足を力づくで押さえつけて、妻が子供の歯磨きをしていました。
ただ途中からこんなやり方ではいつまで経っても歯磨き嫌いは治らないし、逆にどんどん歯みがきが嫌いになるのでは?と思ったので、どうしたら嫌がらずに歯みがきをしてくれるかを考えるようになり、色々試してみました
ちなみに歯医者さんには歯磨きを嫌がる2、3歳くらいの子供に力づくで歯磨きをしてもトラウマにはならないと言われました。
そしてわが家が試した方法は以下の5つです。
①鏡の前で歯みがきをする
なぜか鏡の前で自分の姿を見ながら歯磨きすると嫌がらない時期があったんです。本当にほんの一時期だけですが。。
②テレビ(スマホ)を見せながら歯みがきをする
テレビやスマホ(youtube)を見せていると気がまぎれるので歯みがきを嫌がらないことがあったのですが、この方法も長続きはしませんでした。。
③楽しませながら歯みがきをする
歯みがきをするときに変顔をしたり、子供の好きな歌を歌ったりすれば楽しくなって抵抗せずに歯みがきをしてくれることがあります。
ただ毎回、変顔をするのも大変だし子供も飽きるので・・・。
④口の中にバイ菌がいるよーと怖がらせて歯みがきをする
「あっ!○○(子供の名前)の口の中にバイ菌がいっぱいいるよ!バイ菌やっつけないと虫歯になって歯が痛くなるよ!早く歯みがきしなきゃ!」などと言うと、子供は怖がって歯みがきをさせてくれました(顔はかなり嫌がっていましたが)。
この方法は今でもたまに使っているのでかなり有効だと思います。
⑤歯みがき後にご褒美をあげる
最終的にたどり着いたのがご褒美作戦です(^^;)。
わが家の場合は、1歳6ヶ月ごろから“タブレットU キシリトール+フッ素”という、歯みがき後に食べる幼児向けのタブレットをあげるようになってからは歯みがきを嫌がることはかなり少なくなりました。
例えばわが家では常時3種類ほどのタブレットUを用意し(タブレットUは6種類ほどあります)、「今日はイチゴ、リンゴ、ブドウどれにする?」と聞くと、「リンゴ!」などと答え、ほとんど抵抗せず歯みがきができるようになりました(数種類の中から選べるのも楽しいみたいです)。
このタブレットUはキシリトール(+フッ素)を配合していて、歯みがき後に食べることによって虫歯ができづらくなる効果が期待できるので(虫歯が治るわけではありません)、ご褒美と言っても実際は歯にも良いので一石二鳥だと思っています(1袋60粒入りで400円ほどと値段も安いです)。
タブレットU キシリトール
手にタブレットUを握りしめて歯磨き(仕上げ磨き)をさせられる2歳半の長男
力づくで歯みがきさせることもできますが、そうすると子供が歯磨き嫌いになる可能性が高いので、楽しませながら歯磨きをさせたり、歯みがきが好きになる工夫をしたいですね。
※3歳くらいから歯みがきを嫌がることはほとんどなくなりました(^_^)
子ども(幼児)の歯みがきの注意点
子ども(幼児)の歯(乳歯)は小さく永久歯よりも柔らかいので必ずあかちゃん用、子供用(幼児用)の歯ブラシを使いましょう。
また大人の永久歯もそうですが、幼児の乳歯も奥歯に行くほど歯みがきしづらいために虫歯になりやすいので、奥歯は特に丁寧に磨いてあげるようにしています。
ただ幼児の乳歯(エナメル質・象牙など)は永久歯よりも柔らかいので強くゴシゴシ磨きすぎると乳歯を傷つけて歯がしみるようになることがあるので気を付けましょう!
さらに子どもは、じっとしていられず急に歯みがきしながら走りだしたりして危険なので(歯ブラシがのどに刺さる)、1人で歯みがきをさせるときは必ず座って(寝させて)親が近くで見るようにしましょう。
寝ながら歯磨きする2歳半の子供
乳歯が生えそろったら歯医者で予防ケア
最近は予防歯科として、虫歯や歯周病でなくても3~4ヶ月に1回ほど歯医者に定期検診で通っている方も多いと思いますが、子供(幼児)も乳歯が生えそろったら(平均して2歳半頃)一度、歯医者に行って口の中を見てもらって、歯にフッ素などを塗ってもらうと良いと言われているので、2歳半になった子供も近々、歯医者デビューをしようと思っています!
子ども(幼児)を虫歯にさせないために
最近は一般的になってきましたが、産まれたばかりの赤ちゃんの口の中には虫歯菌がおらず、~3歳くらいまでに虫歯菌が口の中に入らなかった子供は大人(永久歯)になって虫歯になる確率がかなり低いというデータがあります。
またこの確率は遅ければ遅いほど子どもが虫歯になる確率も減ると言われています。
つまり1歳の時に虫歯菌が口の中に入った子どもよりも2歳の時に虫歯菌が口の中に入った子どものほうが大人(永久歯)になって虫歯になる確率が低くなるようなんです(・ロ・)。
この虫歯菌が子供(幼児)の口の中に入るルートは当然ですが、母親、父親、祖父母などが圧倒的に多く、子どもの食事に大人が使ったお箸、スプーン、フォークなどを使うと虫歯菌が移ってしまうので、子ども(幼児)に食事をあげる際は必ず幼児専用のスプーン、フォーク、お箸、コップなどを使って、大人が食べたお箸などで直接、子供に食事を与えないようにすることはとても大切なんですね。
もちろん子供とキスをしても虫歯菌が移る可能性があるので、3歳くらいまでは我慢したほうが良いと思いますし、親、祖父母など、子供にご飯をあげる大人に虫歯がなければ子どもに虫歯菌が移ることもないので、大人の虫歯治療、定期検診も大切ですね。
わが家でも子どもの食事には専用のスプーン、お箸を使っていますが、たまに油断したり、ちょっとくらい大丈夫だろうと思って大人が食べたお箸で食事を与えることがあるので、これから0歳の次男が離乳食を食べ始めたら徹底して大人のお箸などで直接子どもの口の中に入れないようにしたいと思います!2歳半の長男は遅いかもしれませんが・・・(^^;)。